本作はタオ・デチェン(陶徳辰)監督の『小龍頭 Little Dragon Head』、エドワード・ヤン(楊徳昌)監督の『指望 Expectation』、クー・イーチェン(柯一正)監督の『跳蛙 Leap Frog』、チャン・イー(張毅)監督の『報上名来 Say Your Name』、4人の気鋭監督の作品を集めたオムニバス映画。幼少期の無邪気さと寂しさ、少女の初恋、青春時代の情熱と奔放、そして大人になってからの虚しさが描かれています。四本の映画を合わせて一本の人生の物語とするこのアプローチは、台湾ニューシネマにとって画期的なものとなりました。
「初潮を迎えた時の、あの無力感こそが重要です。それは感情的なものではなく、非常に理性的なものですから、扱うときには感性と理性を相互作用させなければ、新たな感覚をもたらすことはできません。感情的なものとはすでに認識されたものであり、それはあなたの経験だからです。そこに理性が加わることで、経験を超えたものを開くことができるわけで、それこそが興味深いものなのです」とエドワード・ヤン監督は語っています。