「テリングテント」は、台湾発のオリジナルアニメーション、パノラマプロジェクションマッピング、体感装置、音と光の演出を組み合わせた、親子で楽しめる没入型シアターです。俳優がアニメキャラクターを演じ、観客席を動き回って物語を繰り広げることで、現実とフィクションを一体化させる新しいストーリーテリングを実現します。観客は五感を開き、物語に深く入り込んでいただくことができます。
このプログラムには、以下の3つの物語が含まれています:
『ロボット放浪記』
小さな町の「なんでも直す店」の店主・怪博士は、ある日持ち込まれた冷蔵庫を誤ってロボット「アーノルド」に改造してしまいます。ある日、博士は実験中に誤って爆発事故を起こし、アーノルドは遥か遠くの海まで吹き飛ばされてしまいます。幸いにも小舟に着地したアーノルドですが、いったいどうやって家に帰れば良いのでしょう?
『龍王の就活』
「布袋戲(ほていげき、台湾の民間伝統芸能人形劇)」の博物館に展示されている龍王の人形は、引退してただ飾られるだけでなく、新たな仕事を探そうと決意します。龍王が惹かれる仕事とは? 果たして就活ではどんなことが起こるのでしょうか。
『神様を親にしたい』
台湾には生みの親以外の親「乾爸(ガンバー、父親)」、「乾媽(ガンマー、母親)」を作る「乾親(ガンチン)」という習慣があり、なかには神様と契約するケースもあります。観音や媽祖、關公(関羽)を乾親に持つ同級生たちをうらやましく思った小学3年生の大寶(ダーバオ)は忠犬・黒皮(ヘイピー)を連れ、寺廟を巡る旅へと出発します。
鄭成功廟を訪れた際、廟の守り人が語った物語を通じ、鄭成功が台湾各地で繰り広げた怪物たちとの大戦を追体験します。果たして大寶は、第二の親「乾親」を見つけることができるのでしょうか?